■「HIV感染」=「エイズ」じゃない
まず、誤解している人が多いのでHIV感染とエイズの違いを解説します。
セックスや輸血で感染することの多いHIV(ヒト免疫不全ウイルス)は、それに感染したからといってエイズ(後天性免疫不全症候群)とは言いません。
では、エイズとは何でしょうか?
・HIVに感染し、少しずつ体内で増殖する
・治療しないまま5~10年が過ぎると免疫力がダウンする
・普通なら問題にならないはずの感染症(23種類が指定)にかかる
……この状態になって、初めてエイズと呼ばれるのです。エイズの定義にあてはまる感染症にはHIV脳症やカンジダ症、カポジ肉腫など様々なタイプがあります。
私のようにHIVを持っていても感染症にかかっていない場合、「HIV感染者」ではありますが「エイズ患者」とは言いません。だから治療アプローチも少なからず違ってくるわけです。
このあたりを理解しておかないと、あなた自身や周囲の人がHIV感染だと判ったときに余計な混乱を生じてしまいます。しっかり頭に入れて下さい。